やめたこと、始めたこと。これまでとこれから。
自分でも整理したくて、インタビュー形式にしてみました。
2025/05/26
古着販売からアップサイクル・リメイクバッグへ。ここ数年、自分の中で大きな転換がありました。
これまでブログなどで思いつくままに書いてきたことはあるんですが、あらためて言葉にして整理してみようと思い、 知人にインタビューという形で話を聞いてもらいました。
事業としてはまだまだ試行錯誤の真っ最中ですが、スタート地点に立った今の気持ちを、できるだけ正直に話しています。 よかったら読んでみてください。
― 古着販売をされていたとのことですが、どれくらい続けていたんですか?
約2年半ですね。当初は「好きだった古着を仕事にできたら」と、ワクワクしてスタートしました。 実は10代のころから古着が好きで、20代前半にはアメリカ古着店で3年ほど店長をしていたんです。
― もともと服に関わる経験もあったんですね。
はい。山口県の田舎で育ったんですが、就職を機に大阪へ出て、ひとり暮らしをしながら古着の仕事をしていました。
その後はWeb制作の道に進み、会社員を経て独立してからはフリーランスのWebデザイナーとして10年以上やっています。
― 古着販売ではどんな点が大変だったのでしょうか?
すべてが一点モノだったので、作業がとにかく多くて。国内の卸倉庫で一点ずつ手に取って選ぶ必要があり、 特に夏場は汗だくの中での仕入れ作業でした。
さらに、古着特有のダメージ確認やクリーニング、採寸、撮影…。本当に手間のかかる仕事でしたね。
服はカテゴリーが幅広いうえに季節変動の影響がとても強く売り上げが安定せずかなりきつかったです。
― その中で、方向転換を考えたきっかけは?
かさばる古着の在庫がどんどん増えてきて。ちょっとやばいなぁ…と思ってるときに変わったポーチを見かけました。
そのポーチは海外のアップサイクル製品だったんですが、試しに仕入れてみました。
すると思いがけずすぐ売れたんです。 「これは何かあるかもしれない」と思って、少しずつ方向転換を始めました。
― そこからすぐにアップサイクルに?
いきなり全切り替えではなく、古着と並行しながら少しずつシフトしました。
実際にアジアへ買い付けに行って、自分の目でアップサイクル製品を選ぶようになってから、2024年末頃に古着販売を完全にやめて、今のスタイルに切り替えました。
― ご自身でリメイクもされていると聞きました。
はい。子どものころから裁縫やミシンが好きだったので、「古着を使って何か作れないかな」と思って。
自分でバッグのプロトタイプを作り、それをもとに国内の職人さんと連携して製品化しています。
― バッグも一点モノですが、古着とはまた違いますか?
そうですね。バッグも一点モノなので撮影や管理の手間はあるんですが、 古着に比べて季節変動が少ないし、撮影カットも少なくて済む。
かさばらないので保管も楽で、気持ち的にもだいぶ続けやすくなりました。
― 現在の状況と、これからの展望について教えてください。
いまはまだ売上が安定していなくて、事業としては正直まだ低迷しています。
でも「意味のあるものを届けたい」という気持ちで始めたことなので、 ようやく本当のスタートラインに立てた感じがしています。
無理なく、でも着実に、自分らしいスタイルで続けていきたいです。
おわりに
最後までご覧いただきありがとうございます。
インタビュー形式なんて大げさかなって思ってたんですが、実際文字にしてみると読みやすいですね。自分でも自分のことがよくわかった気がします。笑
まだまだチャレンジの一歩目という感じなので、いろいろあると思います。
今はとにかく、少しでも喜んでもらえる品物とサービスを提供できるように努力していきます、よろしくお願いします!