40代からの古着との付き合い方、着こなし方について考える

40代からの古着との付き合い方、着こなし方について考える

どうも!

古着屋ODBの店長、ハナヤンです。

今日はこれっていう答えがある話ではなく、最近自分なりに思うことを書いてみる雑談会です。

 

1983年生まれ、40歳、男。古着について考える。

僕は1983年生まれで現在40歳。こないだ40歳になったと思ったら今年の夏には41歳です。

自分のことを「もうおっさんだから…」とかいうのはあんまり好きじゃありません。が、客観的にみて「おっさん年齢」であることは事実です。笑

「俺もうおっさんやし」とか自虐っぽくは口にしませんが、「まだまだ若者には負けないぜ!!ギラギラッ!!」みたいなぎらつきもなくなりました。

なんというか、40代は40代でええやん、いろいろ悩みもあるけど楽しみたいやん。

って感じです。

そんな同世代な皆様に問いたい。

40歳からの古着との付き合い方ってどう考えてます?!

 

(20代の)若者とは違う、という自己認識だけは重要だと思ってる

聞いた話だと、海外って年を取ることに対してわりとポジティブな国が多いそうです。それに対し、日本っておもいっきり

「若さこそ正義!」

「おっさんは黙っとけ!」

ってなりがちですよね。そういう雰囲気はめっちゃ嫌いです。現実問題、もっと上の人たちから見れば40代なんてまだ若造だと思います。

ただ、20代の若者とは全く違うということだけは理解したうえで行動しないとなぁと思うんです。

そういう意味でも、古着との付き合い方や着こなしも若者っぽさが強いとやはりしっくりこない。

 

40代なりの古着との付き合い方、着こなし方の自分なりの考え

前置きが長くなりました。あえて長くしたんです。

「ファッションを楽しむのは何歳からでもええやん!!」

ということをお伝えしたかったので。

で、40代からの古着との付き合い方ですが、やはり20代のころのようなボロボロ・ヨレヨレすぎるコーディネートはちょっとなぁ…と思います。

 

面(積)で考える

40代でダメージがあったりヨレてる古着を着こなすなら、やはり半分はキレイなアイテムでバランスをとりたいなって思うんです。

面積的に、古着感の強い使用感のあるものを50%以下にしたいなと。

たとえばトップスは古着の風合いがしっかり出たシャツ、ボトムは色落ちの少ないデニムや無地のチノパン。状態のよいスラックスなど。

ユニクロや無印良品のパンツ類もあわせやすくていいですよね♪

そして靴も状態の良いものや新品のきれいなものを合わせる。

ユーズド感の強いパンツならトップスは状態のよいものか新品を合わせる、みたいな。

 

Tシャツは首元のヨレに注意

Tシャツの場合、ボディに色落ちが出てたりちょっとした小穴があるくらいは案外他人からはわかりません。ただ、首元のヨレには注意が必要です。

どれだけボディがきれいでも首元がダルダルだといっきにだらしなく見えますし、多少ボディにダメージがあっても首元がしっかりしてれば大丈夫。

 

いい具合に、こだわりを捨てる。

他にもあれこれと自分なりの理由(屁理屈?笑)はありますが、一番重要なのは

「こだわりを捨てる」

かなって思います。しかも、いい具合に捨てる。

僕は20代前半、大阪のアメリカ古着店でやとわれ店長をしてました。当時はできる限り全身古着で過ごしてましたし、ユニクロはヒートテック専門店!と割り切ってました。笑

しかし年齢を重ね、今となっては

「ユニクロのパンツめっちゃええやん。あの古着のシャツと合いそう」

と、遠慮なく組み合わせます。古着屋の店長がユニクロのパンツとかありえねーだろ!!!とか思う人もいるかもしれませんが、そういうこだわりは捨てました。

なので堂々と古着MIXを提案してるんです、うちって。

 

最近は無印良品のボトムスがあまりに古着と相性がいいので驚いてます。(そのうち無印良品特集しようかな。古着屋なのに笑)

 

40代からの古着=ヴィンテージっていうのも気にしなくていい

そうそう、もう一つ感じていることが

大人の古着=ヴィンテージを嗜むもの

みたいな空気感が嫌いなんです。ケンコバさんとか野生爆弾のくっきーさんとか、ああいう人たちがヴィンテージを着こなしてるのはめっちゃかっこいいと思いますし、大好きです。

ただ、それは個人の趣味の話であって、大人=ヴィンテージ古着っていう締め付けは無意味。

僕はケンコバさんのうんちくを聞くの大好きですし、似合ってるなぁって思います。でも、僕個人としてはヴィンテージファッションにあまり興味がありません。

仕事柄、知識として学ぶことはありますし、かっこいいと思うヴィンテージもあります。

ただ、

ヴィンテージ至上主義!!!!

みたいな気持ちはゼロです。

 

古着の面白さは年齢を重ねた人間の”アジ”と同じ

長くなってきましたが、そろそろしめましょうかね。

40代になった僕なりに思う古着の面白さって、まさに年齢の重ねた人間と同じだなって思うんです。

若者には若者の素晴らしさやパワーがあります。

同じように、年齢を重ねた人たちにも、その人ごとの深みや面白み、アジがあります。

 

ヴィンテージでもレギュラーでもええねん

極端な例えですが、高価なヴィンテージが(社会的に成功してる)”特別な大人”だとすれば、僕たちみたいな”普通の大人”はレギュラー古着かもしれません。

でも、人それぞれにアジがあるように、レギュラー古着にもいろんなアジがあります。

人と人の出会いが一期一会であるように、古着との出会いも一期一会。

どんなステータスの人とか関係なく、ビビッとくる出会いってありますよね。気が付けば長い友になってるような。

それと同じで、ヴィンテージかレギュラーか、とかどうでもいいし、もはや古着かどうかもどうでもいい。

ビビっときた好きな服を着ればいいと思います。

 

別に上下ボロボロの古着だって着たければきればいいんです。

さっき書いたのはあくまで僕なりの古着との付き合い方ですから。

僕は古着MIXが好きだからこのお店をやってる。ただそれだけです。

 

 

めっちゃ長い文章なのに、けっきょく

「みなさん、好きにしましょう」

で終わりです。笑

 

ブログに戻る