CAT NOTES / VOL.14
今回は、器に収まる猫の体、使って育てる消しゴム、雪を歩く大きな足などをピックアップ。猫の形を、いつもと少し違う順番で眺めます。過去の研究や作品も含むため、すべてが最新情報ではありません。
情報確認:2026年10月28日。施設・作品・商品の最新案内は、各リンク先でご確認ください。
日本の猫の話

日本 / 猫のからだ
その器、少し小さくありませんか。
狭い器にすっぽり収まる猫を見ると、つい「液体では」と言いたくなります。日本テレビ『所さんの目がテン!』の2022年の放送記録は、まるの映像などを入口に、その柔らかさを骨格から紹介しています。
背景とDEFRAGの視点
BACKGROUND
番組では背骨の動きや肩のつくりに注目。人と違う肩甲骨や鎖骨のあり方が、狭い場所を通る動きに関係すると解説しています。小さな穴をくぐらせる遊びを勧めるのではなく、体の工夫を知る読み物として。
OUR PERSPECTIVE
箱に入った猫は、丸くなったというより、箱のほうの形を借りているように見える。かっちりした輪郭ばかり考えている日に眺めると、形はもう少し自由でいい、と肩の力が抜けます。
出典:日本テレビ『所さんの目がテン!』
放送:2022.05.15 / 番組アーカイブ
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日本 / 使って変わる文具
消すほど、自分の猫になっていく。
サンスター文具の「ネコゴム」は、使ううちに形が変わっていく消しゴム。最初から完成した置物ではなく、角を使ったり面をならしたりする時間ごと、手元の猫が少しずつ育ちます。
背景とDEFRAGの視点
BACKGROUND
文房具アイデアコンテストの受賞作品から商品になったもの。公式ページには使用前後の形も掲載されています。きれいな新品のまましまっておくより、使い切るまでの変化を楽しむ発想です。
OUR PERSPECTIVE
減っていくことが、寂しさだけではなく楽しみになる。この逆転がいい。左右ぴったりでなくても、耳の片方が少し丸くなっていても、その机で暮らした猫らしく見えてきそうです。
出典:サンスター文具
公式商品紹介 / 確認:2026.10.28
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東京 / 猫が並ぶ境内
一匹ではなく、二匹で招く。
浅草の今戸神社では、並んだ二体の招き猫が目を引きます。TokyoDriveの紹介写真をたどると、社殿や丸い絵馬にも猫の姿。猫を探しながら、浅草の中心から少し足を延ばしたくなる場所です。
背景とDEFRAGの視点
BACKGROUND
縁結びで知られる神社で、今戸焼や招き猫との関わりも紹介されています。招き猫の起源には複数の説があるため、ここでは「発祥の地とされる場所のひとつ」として。参拝の最新案内は神社で確認を。
OUR PERSPECTIVE
同じ形を二つ置くだけで、猫の間に会話が生まれる。一体を強く見せるデザインとは違う、並ぶことの面白さがあります。二匹の視線の少し先に、自分も混ぜてもらうような気分で。
出典:TokyoDrive/今戸神社紹介
観光紹介 / 確認:2026.10.28
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世界の猫の話

北米 / 雪の上の足
猫なのに、足元はスノーシュー。
カナダオオヤマネコを見たら、耳の房毛だけでなく大きな足にも注目。肉球の間まで密に毛が生え、広がる足が雪の上を歩く助けになるそうです。冬の道具を履いているような輪郭です。
背景とDEFRAGの視点
BACKGROUND
IUCNの猫専門家グループは、カナダやアラスカの森林に暮らすこの猫を紹介しています。長い脚、頬の毛、大きな前足。同じ猫でも、暮らす地面に合わせた体の違いが見えてきます。
OUR PERSPECTIVE
顔だけを切り抜くと見失ってしまう、その猫らしさが足元にもある。靴の形から人の仕事を想像するように、猫の足から雪景色を想像する。写真を見る順番を、今日は下からに。
出典:D. Zimmerman/IUCN SSC Cat Specialist Group
公式種紹介 / 確認:2026.10.28
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英国 / ゆっくりしたまばたき
目を細めるだけの、ごあいさつ。
猫と見つめ合うなら、ずっと目を開いているより、ゆっくり細めてみる。サセックス大学の研究紹介は、人のゆっくりしたまばたきに対する猫の反応を調べた研究を案内しています。
背景とDEFRAGの視点
BACKGROUND
人がゆっくりまばたきしたとき、猫も同様の動きをしたり、人に近づきやすくなったりする結果が報告されています。必ず仲良くなる合図というわけではなく、交流の一つの手がかりとして。
OUR PERSPECTIVE
猫の写真は目がぱっちり開いた瞬間を選びがち。でも、閉じかけの目にしかない空気もある。伝えるために大きく動くのではなく、動きを小さくするという挨拶が、なんだかいいです。
出典:University of Sussex/Karen McComb研究室
研究紹介 / 2020年のまばたき研究など
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フランス / 絵の中の伸び
この白猫、ちょっと伸びすぎ。
ボナールの《白い猫》は、背中を大きく丸め、脚も不思議に長く見える猫。正確な図鑑とは違うのに、猫が伸びるときの感じは妙に伝わります。オルセー美術館の作品紹介から。
背景とDEFRAGの視点
BACKGROUND
1894年の作品。館の解説は、体のゆがみや誇張によるユーモアに注目しています。実物の寸法や写真を確かめながら、写し取ることと、感じをつかむことの違いを楽しめます。
OUR PERSPECTIVE
全部正しく描いたら、かえって消えてしまう猫らしさもありそうです。伸びる勢いを一本の長い線で残す。その大胆さを見ていると、写真の少し変な姿勢も、直す前に眺めたくなります。
出典:Pierre Bonnard/© GrandPalaisRmn (musée d’Orsay) / Franck Raux
作品:1894年 / 所蔵品紹介
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フランス / 猫になって歩くゲーム
道の幅が、猫のサイズに変わる。
ゲーム『Stray』では、一匹の猫として街を歩きます。人間なら通路と呼ばない場所も、足場になったり抜け道になったり。ネオンの街を探索する前に、猫の体の大きさで見る楽しさがあります。
背景とDEFRAGの視点
BACKGROUND
BlueTwelve Studio開発、Annapurna Interactive販売の2022年の作品。公式販売ページは、上下に広がる街の探索や、猫らしいいたずらも紹介しています。物語の結末には触れず、動く視点の面白さから。
OUR PERSPECTIVE
猫を画面に置くのと、猫のサイズで世界をつくるのは違う。室外機も手すりも、別の使い道を持ち始める。いつもの街でも、猫の歩く線を目で追ったら、小さな別地図が見つかりそうです。
出典:BlueTwelve Studio/Annapurna Interactive/Steam
作品:2022年 / ゲーム紹介
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猫のいる風景、2つ。
Pinterestで見つけた猫の写真を、公式の埋め込みで紹介します。各画像から元のピンへ進めます。
01 / 猫のいる一瞬
顔へ寄ると、ひげと目線の間にも余白が見えてきます。
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02 / 光と輪郭
窓からの光が、猫とカーテンに違う柔らかさをつくっています。
Pinterestで見る ↗
今日のおすすめ猫動画
TODAY’S CAT VIDEO / ARCHIVE
ひらく前足に、こちらもつられる。
小さな前足をぱっと広げる、短い猫動画の定番。ほんの十数秒の動きなのに、止まる、ひらく、また止まる、の間が妙に忘れられません。古い映像を、表情の小さなスケッチとして。
配信:rozzzafly / 公開:2009年
Surprised Kitty (Original)をYouTubeで見る ↗
大きな仕掛けがなくても、一度の動きが記憶に残る。猫の写真も、全部を盛り込むより、その一瞬を残すほうが強いことがあります。


